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▼人は生きていくためには、
どうしても自信が必要です。
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自信ってものすごく大切なものです。
でも、統計によると日本人は世界で最も自信がないそうです。
何故でしょう?
それは、学校が教える「比べる自信」が原因じゃないかと僕は思います。
小さい子に対して、
ついつい「ほら、〇〇ちゃんはできてるよ。だからあなたもできるよ。頑張って!」
という様な励まし方って、よくしません?
「ほら、〇〇ちゃんはおとなしくしてるよ。だからあなたもおとなしくしていようね」
なんてことも、よく言ったりしません?
クラスで何番の成績だ!
全国模試で何位だった!
レギュラーになった!
大会に出場した!
良きにせよ悪しきにせよ、
そこにはその良し悪しの両面があって。
だからこそ、いい悪いの話ではなくて。
ただ僕は「比べる自信」が、
人の価値のように言われるようになっている場面があることが気になります。
誰かに勝ったら嬉しい…
誰かに負けたら悔しい…
もちろん、成長には必要な感情かと思いますが、僕がすごく気になるのは、そのどちらかにバイアスをかけてしまっている場面があること。どちらかとは、もちろん勝つ方になりますが。
両方の感情が同時にあるという真理を伝えてあげる事が大切だと感じるんです。
以前の僕がまさしくそうでしたが…
大人のなかには、その悔しさを成長に利用しようとして、ことさら「勝ち負け」にこだわって指導する人もいます。
要は 勝つ事が正しいという認識の歪み です。
そんな「比較の世界」で長い時間過ごしてきた僕らには「比べる自信」が、ガッツリ染みこんでいるように感じます。
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▼ しかしながら、
比べる自信って実は恐ろしいんです。
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比べる自信を満たすために、
まず手っ取り早い方法はお金で自信を買うことです。
自分の身を飾るのです。
高価なものを身につけるのです。
いい家・いい車ってやつです。
そうすれば、比べる自信は満たされます。
でも、自分以上の金持ちはかならず存在していて、その人と自分を比べた途端に自信を失います。
次に自慢をするようになります。
過去の手柄や武勇伝を「かなり盛って」しゃべってしまう人がいます。
でもすぐに気がつくんです。
自慢をするよりも、
自分以下をつくったほうが早いって💦
だから、人を見下し、評論し、差別をするようになります。
そして、自分が誰かに置いて行かれるのが恐ろしいから、頑張る人の足を引っ張るようになります。
人が頑張っていることについて、
「よーやるわ」
「何それ自慢?」
「余裕あるやつはいいよね」
「どうせうまくいかないのに」
「どうせ失敗するのに」
…と言うようになるのです。
でも、こんなことをしても、
自信は減っていくばかり。
なぜなら、
比べる自信は追えば追うほど、自信を失うからです!必ず自分以上がいるからです。
だから、比べる自信からは早期に抜け出すほうが賢いです!
僕は20代、水商売という〝勝つか負けるか!〟という価値観が正しいとされる業界で仕事をしてきて、またその様に強く教育され、結果を出す事でしか昇進したり昇給はなく、結果を落とせば己の全てが落ちるという体験の中、生き延びてきた経験があります。
もちろん、その経験にはとても感謝していますし、決して間違っていたとも思いません。
ただ、だからこそ今思うのは…
人より抜きに出て上に行く価値観は、
人生において必ず誰かに負ける仕組みになっている。なので、この価値観だと真の自信へは辿り着けない。
その様に思うんです。
では、
自信とは何に基づいているんでしょうか?
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