「100の電話より1度の食事」
これは何かと言うと、
当時僕が水商売でマネージャーをやっていた時に、店長から言われた言葉です。
当時の僕は担当キャストが30人前後、
ヘッドマネージャーという役職でマネージャー陣のトップでありながら、自分の課の売り上げに伸び悩んでいました。
チームの売り上げを上げようと…
担当キャストとより深くコミュニケーションを取ろうと…
モチベーションを上げようと…
目的意識を持たせ、夢を与えようと…
マメに電話したり手紙を書いたりと、
自分なりのやり方で必死でマネジメントに取り組んでいました。
しかしながら、結果はうまく伸びていかず、
一人思い悩んでいた時に言われた一言です。
「なぁ、船越。
家族の絆が深いのはなぜだか分かるか?」
…血の繋がりがあるからでしょうか…
「もちろん、それもあるな。
ただ、血の繋がっている家族でも仲の悪い家族もいるよな。子が親殺したりよ。
家族ってのはよ、毎日共に飯を食うだろ。
食事を共にするっていう行為はとても良好な人間関係をつくるのに重要な行為で、だからそれを毎日何年もやっている家族ってのは絆が深いんよ。
分かるか?
100の電話より1度の食事よ!」
一緒に飯を食え!
…と言うのです。
今、
コロナ禍の中、とても人との会食が難しくなっています。
それに伴いオンラインが時代を変えるべく流れをつくっていますが、これからはオンラインとリアルの住み分けが必要となる時代かと僕は感じています。
【人と会うメリット・必要性】
たとえば、
好きな人と一緒に食事をしたとします。
会うというのは、
五感に訴えかける行為です。
相手を、目で見ます。
会話を、耳で聞きます。
食事を、舌で味わいます。
相手の香水や食事のにおいを、
鼻で感じます。
時には、肌に触れることもあるでしょう。
携帯電話ではできない、会うからこそできるコミュニケーションです。
そういう思い出は、絶対に忘れません。
実際に会って食事をした思い出は、
いつまでも覚えているものです。
好きな人との会話は、量より質です。
携帯電話やLINEで話すのもいいのですが、
できるだけ会って会話をしたい。
質の高いコミュニケーションを心がけたい。
思えばコロナになってから、いろいろなものが変わってしまいました。
人と会うことは少なくなった。
外に出ることも少なくなった。
娯楽も家の中だけ。
平気な人もいるだろうが、
中には頭が狂いそうな人もいるみたいです。
僕はやはり、
誰かと会って話すってことは人間にとって重要なんだなと改めて思いました。
zoom飲み会もやってはみましたが、
正直あまりおもしろくはなく…
飲み屋に行って直接盃を交わすほうが
楽しい!
でもそう感じるのはなぜなのだろうか?
やはり「肉体」が重要なのでしょうか…
zoom越しで誰かと喋っていても虚しさしか覚えないような…
「誰かと今ここにいる」と感じることが、
とても重要であると思います。
空気を共有することでお互いを尊重てき、
分かり合える。
人生のボディとなる人間関係の構築は、
やはり100の電話より1度の食事。
その人と会ってください。
その様に思います。
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