感謝はされど感動は一生涯のファンとなる

僕は色々な仕事をしてきましたが、やはりその中でも店舗ビジネスに携わっていた時間が1番長く、だからこそ得意です。

これは店舗ビジネスに限らず、全ての仕事において言える事かと思うんですが、お店をやっていく上で、常に最初にスタッフと共有する価値観は「感謝はされど、感動は一生涯のファンとなる」です。
 
あくまでも個人的なものですので、これが正しいとか間違っているとかは別として。

ただ、僕はこの価値観をとても大切にしています。


感動って、なんかとても大変な大きな事の様に思ったりもするんですが、結局は人を喜ばれる!って事で。

その積み重ねやそれが大きくなったりした延長線上に「感動」が生まれたりするのかなぁって思っています。

だから、人を喜ばせて、楽しい思い出のプレゼンターになる事が店舗ビジネスに携わるスタッフの仕事かと思っています。
 
だから店舗ビジネスはスタッフが育つんですよねぇ〜!


お客様を喜ばせようと心に決めてやりだすと、どんどん仕事が楽しくなってきます。
そのうち、「タイミングをどうしようか。サプライズにしたら、どうだろう」とか考えだしたりしてきます!笑
 
サプライズものって、もらった人も喜ぶけど、自分も渡す前からワクワク出来る。
これがいい!
 
それを出したら、相手が「わぁ~、ビックリした」とかいいながら喜んでいる顔を見てると、こっちは「ヤッター」とか思って、非常にハッピー。
 
そして、そんなサプライズの楽しみを覚えると病みつきになってきたりして。。。笑
 
うまく伝えられないけど、とにかく、人を喜ばすって、本当にいいもんなんですねぇ。
 
 
仕事において、人を喜ばすことを考えながら仕事してるのと、そうじゃないのとでは、楽しさが全然違います。
 
社長や上司を喜ばそう、お客さんを喜ばそう、同僚も喜ばそう、って思うと仕事がどんどん楽しくなってくるし、出世もする。
 
物事の本質は常に単純かつ簡単なロジックです。

客商売っていうのは、お客様に「そこのお店に行くと楽しい」っていわれるような店を創んなきゃいけないんです。

そして僕はそれ以上のお客様への「パワースポット」たるお店創りを常に掲げています。

これはアパレルでも携帯屋でも本屋でも、
なんでもそうです。
 
飲食店をしてるんだとしたら、「自分のところは、おいしい料理を出して喜ばすんだ」っていうのもいいですよねぇ。

でも…
 
僕も日本中いろいろな食べもの屋に行ってるけど、食べもの屋でマズイところって少ない。
 
どこの店も、味はそこそこ。
当たり前だよねぇ、お金取ってるからねぇ。
 
そんな中で繁盛してないお店というのは、
たいがい楽しくないお店なんです。
 
だから、お客さんを楽しませなきゃいけないんです。
 

昔、ステキな踊りを踊るレストランがあって、そこのスタッフはお誕生日やなんかのお客さんに「ちょっとしたショーをしてあげるんだ」ってなったとき、「ショーはどういうタイミングでやろうか」「音楽はどうしよう」とか、とにかく超〜こだわる。
 
それから、「誕生日のケーキ、ちっちゃいのでもいいから出してあげようか」とか。
 
「ケーキを出す直前に、店の照明落として」とか。
 
そんな演出を考えているとスタッフ自身も楽しくて、お客さんも喜び、そのうち店も繁盛してくるようになるんです。
 
 
そば屋をやってる人だったら、「ウチは手打ち専門だから」「ウチ、もりそば一本です」でもいいですよ。
 
もりそばの値段も、500円でも、1000円でも、なんでもいいんですよ。
 
だけど、お客さんが「もりそばちょうだい」っていったとき、野菜の天ぷらでもいいから、「この天ぷら、サービスです」って出すと、サービスされたほうはドキっとするんですよねぇ。
 
同じ天ぷらをサービスするのでも、メニューに「サービスで天ぷらついてます」って書いちゃうと、もう〜楽しくない!笑
 
メニューに「もりそば」とだけ書いてあったところへ、「これ、サービスですから。私のつくった野菜の天ぷら、食べてください」って出すと、お客さんは「えっ、ホント!」ってビックリして、「まあ~、うれしいわ」ってなるわけですよ。
 
人間って、そうじゃない?
 
自分の身に置き換えて考えると、そのほうが楽しいじゃん。
 
だから、自分が「楽しいなぁ~」と思うことを人にもやってあげればいいんです。
 
 
とにかく、なんでもいいから、人が喜ぶことをやってみる。
 
仕事でもプライベートでもそうです。
そしたら、いつも自分はハッピーです。
「どうしたら喜ぶだろうか」って考えるだけで、もうワクワクしちゃう。
 
つまりは、「人を喜ばせる」ゲームです。

仕事や人生があまり楽しくないのは、人を喜ばせようと考えていないからです。
 
自分だけ楽しくなることを考える人は、利己的な損得の人。
 
損することを嫌い、自分の得になることだけしか考えない。
 
そして、損得で動くような仲間ばかりが集まる。
 
 
人を喜ばせようといつも考えている人は、人の喜ぶ顔を見るのが大好きだ。
 
そんな人のまわりには、明るくて楽しくて、笑いと歓声にあふれた魅力的な仲間が集まる。
 
だから、毎日がどんどんワクワクして楽しくなる。
 
 
結局は、目指すところは…
「感謝はされど感動は一生涯のファンとなる」
仕事でもプライベートでも、そんな生き方が出来る自分になりたいですねぇ〜
 


今ここにある全て

《船越 誠 home page》人が人生で最も必要としているのは、自分の可能性を引き出してくれる人との出会いです。そして、人生において最も有意義な経験の1つは誰かの能力を引き出す存在になることの様に思います。そんな理念の元、ビジネスを通してチームビルディング・個人コンサルにて理念を実現しております。 (株)attitude 代表取締役/人財コンサル/飲食業/アパレル