世の中には人がつくった道を歩いていく人と、自分で道を作る人の二通りがあります。
以前は後者の人生こそ尊いと思っていた。
だが最近、そうではないと思うようになってきました。
二つの道は別のものではなく、交錯していると思うからです。
各々の成長期にその時々の道を学び、そしてそれらの道を踏査していくことによって独自の道をつくり出していく様に思うのです。
しかしながら、道をつくった人は、道をつくろうと思った人である。
その思いを強く熱く反復した人である。
行ったり来たりする中で道はできる。
一回通っただけでは道はできない。
一源三流(いちげんさんりゅう)と言う言葉があります。
剣道をやられていた方は道場にこの言葉が掲げてあり目にされた事もあろうかと思います。
一源三流とは、人間の身体から流れ出るものには3つのもの、血と汗と涙があると言う事で、そしてこの三流は誠の心という一つの源から流れ出るという教えです。
「一源」は誠、誠実である。
この誠、誠実を源とにして、
一、汗を流す
二、涙を流す
三、血を流す
すなわち、「三流」です。
汗を流すとは勤勉、努力すること、一心不乱に打ち込むこと。(活力)
涙を流すとは降りかかる困難に耐えて人知れず涙を流す、あるいは達成の喜びに感動の涙を流すことや人のために流す涙のこと。(情け)
血を流すとは命を込める、命をかけること。(情熱)
「一源三流」は人をつくり、道をつくる。
どうせ一度の人生です。
誠を源として、ありとあらゆるものを流しまくる。
そんなあつい生き方がしたい。
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