多くの人は、仕事がうまくいかないとき、
「どうしたら、思い通りの結果が出せるのか?」
「どうしたら、売上が上がるのか?」
「どうしたら、お客様が集まってくれるのか?」
と考えますが、このように問うこと自体が間違っています。
矢印が逆です。
「いかに自分がいい思いをするか?」ではなく、「どうしたら人に喜ばれるか?」だけを考えていればいいのです。
人口3000人ほどのある村で、78歳のおばあちゃんが亡くなりました。
葬儀をあげたところ、なんと村民の半数以上(1500人以上)が参列したそうです。
このおばあちゃんは、小学校の先生をしていましたが、ほかには特に目立ったことはしていません。
ではなぜ、これほど沢山の人に惜しまれたのでしょうか。
このおばあちゃんは、小学校の先生をしている時も、退職したあとも、首尾一貫してやり続けたことがあります。
それは、「教え子のお店でしか、ものを買わなかった」ことです。
教え子のお店よりも安く買える大型スーパーやディスカウントストアが新しく出来ても行かなかった。
おばあちゃんは、いつでも、
「教え子を応援する人」でした。
その結果、おばあちゃん自らが
「喜ばれる存在」になっていました。
すべてのことは、「思い通りにならない」ということが分かって、
「思い通りにならなくてもいいんだ」と
気付いた瞬間から、ものすごくラクになります。
「我欲」を持たないで、
「よき仲間からの頼まれごと」を、
「がってん承知!」とやっていれば、結果として、ものすごく楽しい人生が味わえます。
人間の生きる目的とは、
頑張ることでも、
努力することでも、
何かを成し遂げることでもなく、
「いかに喜ばれる存在になるか」なのです。
その様に思います。
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