集団社会で生きていくことは楽ではない。
まわりに能力を認められるまで、居場所を手に入れるのに必死だ。
ひとたび自分の居場所を手に入れれば、今度はさらに居心地を良くするために、ひとつ上の暮らし、地位・家族・実績・優越
…などを手に入れようと必死になる。
そうするうちに、いつしか人は「居場所を守るため」に生きるようになる。
そのためだったら、大抵のことは出来るようになり、生き方や信念ですら曲げられる様になる。
安心感を求めるのは本能だ。
しかしながら、「安定した生活」の先には、目に見えぬものに怯える、つまらない日々しか待っていない。
逆境や不安に動じることなく、自分が信じている生き方を通すことこそが、心からの満足を得られる生き方だと思う。
本当に大切にしたいことはなにか。
大切にしたいことのために、今できることはなにか。
その問いの繰り返しが、退屈な人生を鮮やかに彩る。
無駄を削ぎ落とし、常に自身に問うことは。
「自分は何のために」
そう強く思います。
0コメント