「ヒーローズ・ジャーニー」
皆さん、ご存知ですか❓
文化も違い、言語も違い、時代も違えば、物語は全然違うように思います。
しかし、文化と時代を超えて、
さまざまなところで語られる物語のなかには、共通のパターンがありました☝️
世界中のさまざまな神話を研究し、
発見された「ヒーローが誕生する法則」である、ヒーローズ・ジャーニーです✨
この法則を使って、脚本を書き、
世界的な大ヒットになったと言われている作品で有名なのが、
「スターウォーズ」シリーズ
「ロードオブザリング」シリーズ
「ハリーポッター」シリーズ
ディズニー・ピクサー作品
ジブリ作品
などなど…
とにかく多くのハリウッド映画や人気映画、万人受けする映画には必ずといっていいほど「ヒーローズ・ジャーニー」が使われています‼️
人間の無意識のなかに眠っている「内なるヒーローが目覚めるステップ」があるのです‼️
それが現代でも語られ続けているのです✨
●ステージ1: 天から使命が降りてくる
ひとりの青年・少女が、平凡な日常を過ごしています。
そんなあるとき、「アイデア(使命)」が降りてきます。
あるひとは、人との出逢いによって、
あるひとは、遭遇した出来事によって、
あるひとは、思いついた閃きによって、
「あ!これをやってみたい!」
「あ!これをやらなきゃ!」
と、それぞれの旅がスタートするのです。
Q:あなたの中でも「あ、あれやってみたい!」「あぁーなりたい!」というものがありませんか?
(ご自身の人生と照らし合わせてみて下さい)
ちなみにこのステージで「でも・・」「だって・・」と言っていると、ステージ1が繰り返されます。
●ステージ2:旅立ち
希望やアイデアにあふれた少年・少女は、
慣れ親しんだふるさとを離れ、旅立ちます。
未知の世界へと足を踏み入れるのです。
「よしやってみよう!」
「まずは勉強してみよう!」
「その道の先輩に話を聞こう!」
不安はあっても、ワクワクが勝っているので、行動を起こします。
Q:思いついたことで、どんな行動を起こせますか?
(ご自身の人生と照らし合わせてみて下さい)
ここで旅に出始めただけで、ステージ3へ行かないと冒険が始まりません。
新しいことを始めては、また日常にすぐ戻ってしまう人は、このステージ2と1を繰り返してしまっています。
鍵は、ステージ3です。
●ステージ3:経験と知恵の獲得(スキルアップ)
新しい旅に出たときに、大切なのは、成長の科学でも明らかになっていますが、
「Total Immersion」と言う経験です。
日本語で言えば「完全なる没頭」です。
「ちょっと体験してみる」ではなく、
「どっぷりとそれに浸かること」です。
「こんな世界があったんだ」と新しい知識を獲得し、
「こんなスキル習ったことがない」と新しい能力を獲得し、
「こんな人たちがいるんだ」と新しい出逢いに巡り合い、
「こんな経験したことがない」と新しい冒険を進みます。
新しい経験値が増えると共に、
新しいスキルを習得していきます。
しかし、新しい体験がつづいていくと、
思ったように成長が起きなくなり、
最初は楽しかったことが…
やがてワクワクできなくなり…
初めてのときは興奮したことが…
やがて飽きてしまい…
好奇心が刺激されることもありながら、
少しずつ「飽き」や「不満」が増えていきます。
●ステージ4:メンターに出逢う
人生の面白いことの一つ。
「誰に出逢い、何を選ぶのか」の、
誰に出逢いの場面です。
メンター(師匠)には、ほとんどの場合、
旅の最初の段階で出会っていることが多いです。
ただ、最初の段階では自分が「ビギナー(初心者)」なので、
メンターの凄さがわかりません。
そのため、
「こんなの俺でも知っている」
「なんであなたの言うことを聞かなきゃいけないの」
と反発する心が生まれることもあります。
でもメンターは、数々のヒーロー(英雄)の誕生に関わっているので、
無理やりあなたを成長させようともしないし、あなたの来るべきタイミングを待っています。
また、メンターの前には、
たくさんの人たちが「夢を叶えたいから、アドバイスをしてほしい」と、
連日のようにやってきます。
「私は他の人たちとは違うから、ぜひアドバイスを!」
「私は誰よりも優秀な生徒になりますから、ぜひ弟子にしてください!」
「あなたのような人をずっと探していたんです。あなたのようになりたいんです!」
しかし、メンター(師匠)は、笑っているだけで、聞きたかったような話をしてくれません。どこかはぐらかされたように感じてしまいます。
神話の法則は次のものです。
「真のメンターは、ヒーローになる準備ができたときに現れる」
それが【ステージ5:真価を試す「試練」に出逢う】です。
今回は、長くなりましたので、次回続きをお届けします。
「少年・少女がどうやって英雄になるのか?」
少しでも皆さんの人生のヒントになったら幸いです。
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