人間の脳の二層目にある感情を司る部分の大脳辺縁系。
実は、人の心が動く時というのは、この二層目の感情脳が揺さぶられているのである。
人間の持つ「喜怒哀楽」という感情。
そこをどれだけ揺さぶることができるか!が、チームの団結力にもつながるのである。
昨今、SNSでの情報発信やコミュニケーションが主流となり、より多くの情報と効率的なコミュニケーションが取れる時代になった。
反面、肝心な人の心という感情を伴なう部分への意識や配慮が薄くなった。
そこに、鬱や引きこもりが増え、自殺大国とまで呼ばれるようになった今の日本の原因があるのだ。
これからAI化が進めば進むほど、更に深刻な状況になっていくのは必須である。
昔から言われている「ひとつ屋根の下で、同じ釜の飯を食い、裸の付き合いをする」という、日本人としての心の奥の部分の感情を味わうことの大切さ。
そして、身体を使って共に汗を流し、互師互弟と呼んでいる魂のぶつかり合いのコミュニケーションによって、人間の持つ感情はさらに刺激される。
どこまでも、人間、人間、人間に強くこだわり、そこに焦点を当てたやり取りを徹底的に行なっていく生き方。
その中で、その人の持つ潜在的な人間力を導き出していく。
人が進化する原動力も、情熱という強烈な感情なのだ。
これから人間らしさが失われそうな時代が来るからこそ、未来への危機感を感じ、人間力を進化させることに注力していく。
喜怒哀楽という感情を味わい、人と人とのつながりを大切にして、人間らしい生き方で自身の未来を紡いでいこう。
人間は、感情で動く生き物なのだ。
進化とは、自分の愚かさに気づくこと。
だからこそ、痛みが伴なうのだ。
0コメント