「ぼちぼち」稼ぐ人と、それ以上に稼ぐ人の違いは何なのか?
そんな事を考えた時、その違いはモチベーションの質の違いかと思います。
「売ろう」というモチベーションで、それを行えば、それは単なるテクニックがあるだけです。
一方、「お客さんを喜ばせたい」というモチベーションで行えば、それは単なるテクニックではなくなります。
どうしたら喜んでもらえるか?
他人を喜ばせたいと真剣に思えるかどうか。
仕事も恋愛も、人間関係・物事全て。
それがその人の可能性のキャパシティとなる様に思います。
「たくさん儲けて自分を喜ばせたい」と思うのは簡単だが、「この人に喜んでもらいたい」と思うのはけっこう難しいんです。
他人を喜ばせたい…
そう思えるのはひとつの能力であり、過酷な競争を勝ち抜くのに一番必要な能力です。
これを「他喜力」と言います。
〇 消費者を喜ばせようとする他喜力が、ヒット商品を生み出す
〇 お客様を喜ばせようとする他喜力が、店にお客様を集める
〇 会社の上司を喜ばせようとする他喜力が、自分を優秀な人材にする
〇 会社の部下を喜ばせようとする他喜力が、チームの生産性を上げる
〇 配偶者を喜ばせようとする他喜力が、幸せな夫婦をつくる
「売りたい」というモチベーションは、金銭の獲得を目的としています。
「喜ばせたい」というモチベーションは、相手の心の満足や幸福を目的としています。
だから人の心に対する想像力や洞察力、察知力や共感力などがまるで違ってくるんです。
「他人を喜ばせたい」というモチベーションが、顧客・消費者の心に対する僕たちのセンサーを研ぎ澄ませ、今何が一番必要であるかをひらめきとして教えてくれる動物的カンを育ててくれます。そうすると、やがて大体は感覚で読める様になります。
僕は常に仕事において、勝ち負け意識を働かせます。しかしながら、多くの人は誤解していますが、勝ち負け意識での競争とは、決して他人を負かすことではないんです。
他人をいかに喜ばせるかということであり、その結果として、相手は喜び嬉しがり、「ありがとう」と言ってくるのです。
だから結果、競争に勝つんです。
これから特にこの感覚は、
今日のような高度消費社会における競争の本質になってくると思います。
これからの時代、キョウソウとは
「競争」ではなく、「共創」となります。
『勝ち組とは、人をたくさん喜ばせた人たちである。負け組とは、人を喜ばせなかった人たちである。』
ここにビジネスはもとより、全ての物事におけるヒントがあるかの様に思えます。
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