僕も個人事業主として、いくつか好き勝手に楽しく、遊び・趣味の様にお仕事をさせて頂いておりますが、商売人には「損して得をとる」という概念があります。
でも、これは商人の専売特許ではありません。
サラリーマンの方にも「損して得をとる」という言葉が当てはまります。
たとえば、働き者がいるとします。
この人は人の倍働くタイプの人です。
これが営業職の人ならば、「歩合制の営業をすれば得をする」とか思うんです。
働けば働くほど、自分のところに入ってくるお金が多くなりますから。
ところが、です。
そういうことをしていて、ひと財産を残したとか、ビルを建てたという話を、僕は45年生きていますが、いまだかつて聞いたことがありません。
それはどうしてなのかというと、「損して得をとる」ということをしていないからです。
だから、「損して得をとる」をすればいいんです。
どういう意味かというと、人と同じ給料でバリバリ働くのです。
給料を倍くれるところに、「私は倍働きます」という人は、いくらでもいます。
でも、そういう職場でいくら人の倍働いても、あなたの存在は光りません。
だから、人と同じ給料で、人の倍働くんです。
そういう人は、まともな経営者の下にいるならば、経営者の目には必ず光り輝いて映ります。そして、経営者にとっては有り難い人です。
かわいがってあげたい。
出世させてあげたいんです。
出世したら、どうなるか?
そうです!
課長になり、部長になる。
当然、給料があがります。
仕事のやりがいや責任が増し、自己成長がなされ人格が向上します。
それが、やがて社長や個人事業主になるんです。
そうなったとき、とんでもない額のお金を手にすることになるんです。
だから、目先の欲にとらわれていないで、お金、お金といっていないで、一生懸命「今を!」「何の為に!」と行動する事が大切だと思います。
特にお金なんかは入口より出口が大切です。
そして、やがて運勢が良くなります。
周囲の人から、「この人は損得抜きで一生懸命やる人だ」と思われます。
そう思われると、頼まれごとが増えてきます。
頼まれ事は、試され事です!
大半の人は頼まれ事は面倒くさい事と理解していますが、い〜や〜違います!
頼まれ事は、試されているのです。
そして、出来ない事は頼まれません。
必ず出来る事しか頼まれないんです。
だから、その出来る事を「どうやるのか?」と、試されているのです。
職場でもプライベートでも、「〇〇さん、スミマセン、ちょっとお願いします」と、いわれる回数が増えてきます。
自分の名前が呼ばれる回数が、そこで一番多くなったとき、間違いなく、あなたの運勢はよくなっています。
そして、頼まれごとをしたときは、ニコッと笑って、元気よく「ハイ!」と返事。
一生懸命それをやり、「私は食べて行くお金があればいいですから」とかいって、淡々と勢いをつけていけば、出世は間違いなしです。
ところが、頼まれごとをされると、「なんで自分ばかりが頼まれるんだ。同じ給料で、こんなにこき使われて」などといって、ふてくされてしまう人もいます。
そういう人は、ダラダラ仕事をしてしまうんです。
当然、運勢も悪くなります。
松下幸之助は、成功するには「可愛げ」が必要だと言います。
成功するには、上司や先輩からの「引き」が必須だからです。
特に、若いうちは目上の人から好かれなければ、上には引っ張り上げてもらえません。
スポーツで言うなら、監督から好かれなければ、ベンチに入ることさえできません。
仕事においては、「この人は損得抜きで一生懸命やる人だ」と思われる人は周りから好かれます。
頼まれた仕事に対し、手を抜いたり、嫌な顔をしたり、ふてくされたり、斜に構えたり、不機嫌になるような人には、二度と仕事を頼みたくありません。
それが積み重なると、やがて、まわりから何の頼まれごともされなくなり、人生の後半生、寂しい人生をおくることになるんです。
何をやるにしても、自分が少し損をするぐらいの感覚がちょうどいいと思います。
頼まれ事は、試され事。
快く受け、そして相手の想像以上で返す。
とても大切にしている言葉です。
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